Instagramマーケティングセミナーレポート①
Instagramの広告利用増加に伴い、各企業のマーケティング担当者様の理解を深めていただくことを背景に、2016年8月4日(木)株式会社サイバー・バズ主催のInstagramマーケティングセミナーを開催しました。
【当日のプログラム】
第1部:Instagram基本概況
(株式会社サイバー・バズ 広告メディア事業本部マネージャー 佐藤亮平)
第1部ではInstagramの市場感や調査情報などの基本概況を説明させていただきました。
第2部:サイバー・バズの事例紹介
(株式会社サイバー・バズ 広告メディア事業本部局長 宮本悠加)
第2部では、Instagramマーケティングに必要なハッシュタグの設計やインフルエンサーの活用方法など、弊社過去事例を参考にポイントを絞った広告手法を説明させていただきました。
第3部:インフルエンサーをお呼びしたパネルディスカッション
(Instagramインフルエンサー3名登壇)
第3部では、広告手法として流行しているインフルエンサープロモーションについて、ご協力いただくインフルエンサーとは実際どのような人なのかを、パネルディスカッション形式で紹介させていただきました。
本記事では第1部、第2部を紹介させていただきます。
第3部「インフルエンサーディスカッション」レポートはコチラ
第1部:Instagram基本概況
【Instagram利用者】
<海外> 2016年7月月間アクティブユーザー数:約5億人超
<日本> 2016年5月月間アクティブユーザー数:約1,000万人
参照元:ニールセン株式会社(2016年5月31日) http://ur0.biz/xkae
2008年頃に日本でサービスが開始されたFacebook、Twitterという主たるSNSは現在も利用者が微増を続けており、衰退段階に達してはいません。一方でInstagramは昨年比84%増と、急激な利用率増加を見せています。注目するべきは「18~34歳女性比率が高い」ことであり、他SNSとの大きな差別化ポイントとなっております。最近では、広告企業主のハッシュタグを利用したキャンペーンが散見されるようにまで成長しています。
【検索行動の変化】
一昔前では気になる情報を調べるために、まずは「ググる(=Googleで検索する)」という発想が基本でした。現在では、SNSの普及に伴う一般人の投稿による商品情報が溢れており、より自分の体験に近い生の情報を得ることができます。したがって、検索時には「まず、ググる」のではなく「ハッシュタグ検索した後、ググる」という検索行動の変化が起こっていると推測しています。
【弊社の取り組み】
友人による投稿と、有名人による投稿が「検索」「購入」行動にどのような影響を及ぼすかを調査いたしました。
友人の投稿に接触した場合「購入」行動に移すユーザーが多く、有名人の投稿に接触した場合「検索」行動に移すユーザーが多くなる、という結果が出ております。
プロモーションの流れに組み込む場合、はじめに有名人の投稿で「検索」行動を起こすための接触を図り、ハッシュタグ検索時に友人などの一般人の投稿に接触させることで、購入への態度変容を促すことで、きれいな流れを構成することが可能です。
こちらのリリースは宣伝会議8月号にもピックアップされました。
【他企業との取り組み】
Instagramを愛用する日本最大級のユーザーグループ『Instagramers Japan』と連携した広告施策にも多数の実績がございます。
Instagramers Japan(以下、IGersJP)には、写真家レベルのクオリティでを写真を投稿されている方が多く、訴求が難しい商材のプロモーションをお願いしても、その商品の魅力が十分に伝わるような高クオリティ写真を投稿いただくことが可能です。
第2部:サイバー・バズの事例紹介
サイバー・バズではナショナルクライアント様を中心に、多くのInstagramプロモーションをお手伝いさせていただきました。単なるキャンペーン促進だけではなく、ユーザーインサイトを把握した上でのプロモーションを行っており、企業様のご協力を得た上で、その一部を紹介させていただきます。
【資生堂:バーバリーコスメ】
ファッションのイメージが強いバーバリーが、日本でのコスメ展開を行うにあたり、クチコミプロモーションのお手伝いをさせていただきました。実施した内容としては、①キュレーメディアへの出向 ②読者モデルのInstagram投稿 ③一般人インフルエンサーのInstagram投稿 です。
ユーザーインサイトとして、読者モデルなどの著名人が発する情報に触れた際には「検索」行動に移りやすいため、キュレーションメディアでの検索の受け皿を醸成した後、Instagram投稿を行います。その後、「購入に結びつきやすい」一般人の投稿により、購入への態度変容を促す、という流れを醸成しました。
結果として「#バーバリーコスメ」をつけた自然投稿は1,200件にものぼりました。
【ホクト:エリンギ】
エリンギのオリジナルレシピを集め、様々な使い方をリーチしたいという目的があり、食品との相性が良くビジュアルで直接的に訴求できるInstagramをプロモーション媒体に選びました。
IGersJPにてエリンギを使用したオリジナルレシピの投稿キャンペーンを実施し、約150件の高クオリティな投稿を集め、キュレーションメディアへの記事へ二次利用を行いました。
結果として、「エリンギパスタ」や「エリンギ丼」など予想もしなかったオリジナルレシピが生まれ、投稿写真、キュレーションメディア記事ともに想定を上回る結果を出すことができました。
【伊勢半:ヒロインメイク スムースリキッドアイライナー】
アイライナーを実際に使用している様子をInstagram動画で投稿することにより、若年層女性へのHowTo訴求を行うプロモーションを行いました。
5名の投稿で約18,000回の再生が行われ、エンゲージメント率(総いいね数/総フォロワー数)も約5%と比較的高い数値を出すことができました。
ここで興味深かったこととして、各インフルエンサーの裁量によるハッシュタグ設計により、再生回数に大きな差が生まれました。
検索されやすいであろう流行りのワード(おフェロメイク、クボメイク など)や一定数以上の検索がなされているであろうワード(マタニティ 赤ちゃん など)をハッシュタグとして使用することで、ハッシュタグ検索からのリーチが生まれ、フォロワー数以上の再生回数を実現できることが判明しました。どのようなハッシュタグを付ければ、検索からの流入が見込めるのかを把握されており、同時に動画再生回数にも影響していることが読みとれます。
第1部、第2部レポートは以上です。第3部「人気Instagramインフルエンサーのパネルディスカッション」は次回記事にて紹介いたします。
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<ライター紹介>
サイバー・バズ 広告メディア事業部
インスタグラムマーケティング プランナー
塚本 星矢(Seiya Tsukamoto)
SNSに関わる広告代理事業を中心に、インフルエンサー施策やキュレーションメディア施策など、今話題のネットマーケティング施策を数多く運用しております。
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