Instagramユーザーの新しい検索行動を分析!!

Instagramに関連するニュースが毎日リリースされていますね。

それだけ利用者が順調に伸び続けており、市場のニーズが高まっていることを象徴しているのだと思います。


さて、SNSの多様化・活性化にともない、あらゆる情報がSNS内に蓄積されるようになりました。


その影響により、何か調べ物をする際には、従来ではまずYahoo! JAPANや、Googleなどの検索エンジンから知りたい情報を確認していましたが、今ではSNS内でのハッシュタグ検索を行い、より深く商品情報を知りたい場合に、検索エンジンを使用するという動きに変化してきていると思います。


そこで、株式会社サイバー・バズでは、ハッシュタグ検索をするユーザーが、SNSをどのように活用する傾向があるのかのインサイト調査をするべく、自社会員を対象にアンケート調査を行いました。


【調査対象】

インフルエンサーネットワーク「Ripre」にて、Instagram利用に関する調査を実施。

全体n数=170人(20代:74人、30代:71人、40代:20人、その他:5人)


【調査期間】

2016年6月23日 ~ 2016年6月29日


【調査結果】

結果として見えてきたのは、下記の4点です。


①若年層問わず、全年代のInstagramユーザーでハッシュタグ検索は活発になってきている。


②全年代で閲覧率の高いカテゴリは化粧品、アパレル、食品。


③ある程度欲しいものが決まっており、どんな人が使っているかを調べるためにハッシュタグ検索を行っている。


④商品名だけでなく、流行ワードで検索するユーザーが多い。




①普段ハッシュタグ検索を行うか、という問いに対しては、全年代をとおして約90%以上の方が、ハッシュタグを検索をするという結果がでました。

若年層の方がハッシュタグ検索を行っている割合が顕著だと想定していましたが、日常的にInstagramを使用するユーザーにとっては、もはやハッシュタグで検索することは全年代で当たり前になっているようです。


20代 ハッシュタグ検索をする:100%


30代 ハッシュタグ検索をする:96%


40代 ハッシュタグ検索をする:95%



②Instagramを見て商品を購入したことのあるカテゴリは何か、という問いに対して、

全年代共通して化粧品が多いことがわかりました。

Instagramでの投稿が多いといわれている、コーディネートやオシャレな食事を抑え、化粧品購入の参考としてInstagramを活用していることが判明しました。


20代 化粧品:32%
    アパレル:17%


30代  化粧品:19%
     食品:15%


40代  化粧品:19%
    アパレル:17%



③どんな目的でハッシュタグ検索をするか、という問いに対しては、「気になる商品や情報を検索するため」と「買いたい商品を検索し、購入の参考にするため」の回答が多数ありました。

ある程度、自分の中で購入しようと考えているものの、理解を更に深めるために検索行動に移している可能性が高いことが判明しました。


私個人の意見としては、ビジュアルで訴求することがInstagramの醍醐味なので、商品の成分などを知るという目的ではなく、「誰が使っているか」を知りたい、というニーズからInstagramでのハッシュタグで検索行動に移っているのだと思います。


例えば、「#おフェロメイク」という言葉に接触した場合を考えます。

■おフェロメイクはどんな顔の人に合うメイクなのか

■おフェロメイクをする際には、どこのメーカーの商品を購入すれば良いのか

などがユーザーインサイトとして考えられ、検索エンジンではなくInstagramでハッシュタグ検索を行います。


このことから、Instagramの立ち位置としては、同じ感性の人がどのように商品を使用しているのかを調べるための「顔が見えるクチコミ」として利用されると考えられるのではないでしょうか。 


20代 
気になる商品や情報を検索するため:28%
買いたい商品を検索し、購入の参考にするため:22%


30代
気になる商品や情報を検索するため:27%
買いたい商品を検索し、購入の参考にするため:20%


40代 
気になる商品や情報を検索するため:23%
買いたい商品を検索し、購入の参考にするため:19%



④どんなワードで検索するかという調査に対しては、共通して1位は「商品名、ブランド名で検索する」でしたが、2位以降で年代の差が出ており、特に20代は「ファッション名」、「流行ワード」の比率が高いことが判明しました。

→恐らく、MERYなど若年層キュレーションメディアで取り上げられている流行ワードに接触したユーザーが、Instagramで様々なコーディネート例、メイク例を確認、参考にしているのだと思います。


単純に商品名のハッシュタグを増加させるだけではなく、流行ワードを分析しなければ、20代へアプローチする際の機会損失が発生する恐れがあります。


20代 
商品ブランド名(#ボタニスト、#skinvill など):22%
流行ワード(#おフェロメイク、#黒グロス など):16%


30代 
商品ブランド名(#ボタニスト、#skinvill など):21%
商品カテゴリ名(#シャンプー、#保湿クリーム など):17%


40代
商品ブランド名(#ボタニスト、#skinvill など):25%
商品カテゴリ名(#シャンプー、#保湿クリーム など):17%



いかがでしたでしょうか。


Instagramerの心理は大体分かっていると思いがちですが、我々の思いつかないモチベーションで使用している可能性があります。


若年層によるオリジナルの使用方法が生まれていく一方で、30代~40代は全く別の楽しみ方でInstagramを使用している場合があります。


ご参考までに活用いただければ幸いです。

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<ライター紹介>

サイバー・バズ 広告メディア事業部

インスタグラムマーケティング プランナー

塚本 星矢(Seiya Tsukamoto)

SNSに関わる広告代理事業を中心に、インフルエンサー施策やキュレーションメディア施策など、今話題のネットマーケティング施策を数多く運用しております。

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